院長コラム
よくあるご質問 ⑥ 抜歯・親知らずについて
2026-06-20 15:24:27
よくあるご質問
⑥ 抜歯・親知らずについて
「できれば歯は抜きたくない」
そう思うのは自然なことです。
私たち歯科医師も、できるだけ歯を残したいと考えています。
しかし、
歯を無理に残すことで、
・周囲の歯に悪影響を与える
・炎症を繰り返す
・治療が複雑になる
こともあります。
いしだ歯科クリニックでは、
「抜く」「抜かない」
のどちらかを最初から決めるのではなく、
歯の状態や将来的な見通しを説明し、患者さんと相談しながら治療方針を決めています。
Q. どのような場合に抜歯が必要になりますか?
A.
抜歯が必要になる代表的なケースとして、
・重度の歯周病で歯が大きく揺れている
・むし歯が深く、歯を残すことが難しい
・歯が割れている
・親知らずが炎症を繰り返している
・矯正治療でスペースを作る必要がある
などがあります。
一方で、
「抜いた方がよい」と言われた歯でも、
状態によっては保存できる場合もあります。
逆に、
無理に残したことで周囲の歯に悪影響を与えることもあります。
当院では、
現在の状態だけでなく、
5年後、10年後も考えながら治療方針をご提案しています。
Q. 親知らずは必ず抜かなければいけませんか?
A.
いいえ、必ず抜く必要はありません。
親知らずが、
・まっすぐ生えている
・しっかり噛み合っている
・歯磨きができている
・炎症を起こしていない
場合には、
無理に抜歯しないこともあります。
一方、
・横向きに生えている
・歯ぐきが腫れる
・むし歯になっている
・手前の歯に悪影響がある
場合には、抜歯をおすすめすることがあります。
Q. 親知らずはどのように診断しますか?
A.
親知らずは、
見た目だけでは正確に診断できないことがあります。
当院では、
・口腔内診査
・レントゲン撮影
・必要に応じてCT撮影
を行い、
・神経との位置関係
・骨の中での向き
・炎症の有無
などを確認します。
特に下の親知らずでは、
神経との距離を把握することが重要です。
難しい症例では、
口腔外科専門の先生をご紹介する場合もあります。
Q. 抜歯はどのような流れで行いますか?
A.
一般的には、
①診査・診断
②麻酔
③抜歯
④止血
⑤術後説明
という流れになります。
治療時間は、
歯の状態によって異なりますが、
数分で終わることもあれば、
親知らずなどでは30分以上かかることもあります。
治療前には、
予想される痛みや腫れについても説明しています。
Q. 抜歯後は痛みますか?
A.
抜歯後は、
麻酔が切れてから痛みを感じることがあります。
特に、
・親知らず
・骨を削った場合
・炎症が強かった場合
には、数日間痛みが続くことがあります。
当院では、
必要に応じて痛み止めを処方し、
できるだけ痛みを抑えられるよう配慮しています。
ほとんどの場合、
徐々に痛みは軽くなっていきます。
Q. 抜歯後は腫れますか?
A.
抜歯後の腫れには個人差があります。
特に、
・下の親知らず
・横向きに埋まっている親知らず
・骨を削る必要がある場合
は、腫れやすい傾向があります。
一般的には、
抜歯後2~3日で腫れがピークとなり、
1週間程度で徐々に落ち着いていきます。
冷やしすぎるとかえって治りが悪くなることもありますので、
心配な場合はご相談ください。
Q. 抜歯後の食事はどうすればいいですか?
A.
麻酔が切れるまでは、
食事を控えることをおすすめしています。
麻酔が効いている間は、
頬や唇を噛んでしまったり、
熱いものによるやけどに気付かなかったりすることがあります。
また、
抜歯当日は、
・熱い食べ物
・刺激物
・硬い食べ物
・アルコール
は控え、
やわらかいものを召し上がってください。
Q. 抜歯後に気を付けることはありますか?
A.
抜歯後は、
・強いうがいをしない
・激しい運動を避ける
・長時間の入浴を避ける
・飲酒を控える
・処方された薬をきちんと飲む
ことが大切です。
抜歯した部分には、
血液のかたまり(血餅)ができ、
傷を治していきます。
強いうがいをすると、
血餅が取れてしまい、
「ドライソケット」
という強い痛みの原因になることがあります。
Q. 抜歯した後はどのような治療方法がありますか?
A.
歯を抜いた後の治療方法には、
・入れ歯
・ブリッジ
・インプラント
があります。
それぞれ、
【入れ歯】
メリット:歯を削る量が少ない
デメリット:違和感が出ることがある
【ブリッジ】
メリット:固定式で違和感が少ない
デメリット:両隣の歯を削る必要がある
【インプラント】
メリット:周囲の歯を削らない
デメリット:外科手術が必要
という特徴があります。
どれが良いかは、
年齢
残っている歯の状態
全身状態
ご希望
によって異なります。
当院では、
それぞれのメリット・デメリットを説明し、
患者さんと一緒に治療方法を考えていきます。
いしだ歯科クリニックの考え方
当院では、
「できるだけ歯を残したい」
という気持ちを大切にしています。
しかし、
残すことが患者さんのためにならない場合もあります。
そのため、
「抜かないこと」を目的にするのではなく、
患者さんが長くご自身の歯で快適に生活できること
を大切にして診療を行っています。
治療方法に迷った場合は、お気軽にご相談ください。



