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院長コラム

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院長コラム

知っておこう!大切な歯の応急処置とは

2022-08-03 17:51:44

 



 

こんにちは。院長の石田です。
夏といえば、海水浴やキャンプなど
アウトドアを楽しむ方も多い季節です。

 

そんな時に気をつけなければならないのが
思いもよらないケガです。
お子さまは夏休みを迎えて、
急なケガをしてしまうことも。

 

ケガといえば「すり傷」や
「骨折」を思い浮かべるかもしれませんが、
歯が抜けたり、欠けたりといった『お口のケガ』
実は珍しくありません。

 

 

 

 

■歯が抜けても元に戻せる?

 

たとえ歯が抜けてしまったとしても、
歯科医院で適切な処置を受ければ
歯を元に戻せる可能性があります。

 

歯が抜けてから処置までの時間
短ければ短いほど
元に戻せる可能性は高くなる
ので、
ケガをしたときには
30分以内の受診を強くおすすめいたします。

 



 

 

 

 

■なぜ急ぐ必要があるの?

 

歯の根には『歯根膜(しこんまく)』と呼ばれる
組織が付着しています。

 

歯根膜は「噛んだときの衝撃」を
吸収、分散するクッションの役割や
「食べものの歯ごたえ」を
脳へ伝える役割を果たしている重要な組織です。

 

 

この歯根膜は、
歯が抜けると一緒にとれてしまう上、
乾燥に弱い
という特徴を持っています。

 

そのため、
できるだけ早く歯科へ受診することを
心がけてください。

 

 

 

 

■もし時間がかかるときは

 

どうしても30分以内の受診ができないとき
抜けてしまった歯をそのままにせず、
『歯の保存液』に浸しましょう。


 

保存液は薬局などで購入することができますが、
入手が難しい場合は、抜けた歯を冷たい牛乳に浸す、
という方法もおすすめです。

 



 

 

 

また、抜けてしまった歯を拾い上げる際など、
歯を持つときは歯根膜を傷つけないためにも、
できるだけ歯の根の部分は触らないように
気をつけてください。


 

 

 

 

■歯が折れたり、欠けたりした時は?

 

抜けてはいないけど
歯が折れた!欠けてしまった!


 

こんなときも
早めの受診が肝心です!

 



 

 

たとえ事故直後は大きな変化がなかったとしても、
あとから歯ぐきが腫れてきたり、
ケガが神経まで達して
激しい痛みに襲われたり
することがあります。

 

さらに、痛みがないと思ったら神経が死んでいた、
なんてことも…

 

「つめもの」や「かぶせもの」による
治療が必要になる場合もあるので、
軽度のケガであっても放置せずに
必ず歯科を受診してください。


 

 

 

小さなお子さまは遊んでいる時に転んだり、
ぶつかったりしてケガをすることが少なくありません。
特に、夏休みは自由に遊べる時間が増えるので、
ケガも増えやすい時期です。

 

くれぐれもケガがないように気をつけて、
楽しい夏休みをお過ごしください!

 

 

 

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